プレミアムブランドの秘密

【さがみかん プルミエ】'最高級'には理由があります

佐賀県はみかんの一大産地!県内を横断する天山山麓や、南西部に位置し有明海を望む多良岳山麓を中心に栽培が盛んなのは「露地みかん」。また、県の北部エリアとなる唐津・東松浦地域では「温室みかん」の生産量が日本一。県全体で各地区の気候や土壌条件を生かしたブランドみかん作りが行なわれています。そのなかでも、最高の味わいと美しいフォルムを持った選りすぐりのみかんを「さがみかん プルミエ」として全国に発信。年間でごくわずかしか出荷されない、まさにプレミアムなそのみかんは、たくさんの厳しい基準と生産者の努力から生まれています。

[point1]生産基準-甘味を引き出す-

4つの栽培方法を生産基準に設けた「さがみかん プルミエ」。それは、糖分がギュッと詰まった最高級のみかんを作るため、さらに高レベルの品質を守るために佐賀県が独自に開発した栽培方法で生まれました。
栽培方法
【根域制限高畝マルチ栽培】※

わたし達がみかんを口にした時に感じる好ましい“甘み”は、果実に含まれる糖度と酸度のバランスによって成り立っています。
その絶妙なバランスを作りだす為の栽培方法の1つが、「根域制限高畝マルチ栽培」。防根シートの上に盛土してみかんの樹を植え付けることで、みかんの根が広がる範囲を管理し、さらに防水シートをかぶせ、雨が降った時にも根に水がかからず、確実に土壌と樹を乾燥させる栽培方法です。
これにより糖分が果実に凝縮され、気象などの環境条件に左右されず、毎年、甘くて味の濃い高品質のみかんを作ることができます。

【隔年交互結実栽培】※

1本の樹に2年に1度だけしか果実を成らせない方法が「隔年交互結実栽培」です。
新しい命である果実を育むには、みかんの樹木も体力を使います。それは、動物も植物も同じ。
1年休ませることで、樹木は新しい力を蓄え、2年に一度、糖度の高いたくさんの果実を成らせることができるのです。

【樹上完熟栽培】

樹上完熟栽培は、落果のギリギリまで長く樹の上で果実を成らせておくことで、糖度を極限まで高める栽培方法です。
長く果実を成らせることは、美味しいものを知っている鳥などの生き物との闘いにもなります。こうした生き物や寒さなど気象環境のハードルを越えて、極上のみかんはできあがります。

【貯蔵みかん】

みかんを収穫後、3ヵ月ほど専用の蔵に貯蔵して熟成させることでより甘いみかんに仕上げます。
蔵の中は、みかんが詰まった抽斗(ひきだし)が天井までぎっしりと並び、毎日の温度や湿度の変化に合わせ人の手で管理されます。
まるで杜氏の酒造りのように、気候を読み取り、蔵の窓を調整して換気を変え、数百ある抽斗(ひきだし)を出し入れすることにより、甘さと酸味のバランスが整ったみかんが生まれます。
手間がかかる作業で簡単に取り組むことができないので、全国的に見てもこの方法を採用しているところは少ないなか、佐賀県では大和地区の多くのみかん農家が貯蔵みかんを採り入れています。

※は佐賀県独自の栽培方法

出荷期間

「さがみかん プルミエ」の出荷期間は11月中旬〜3月下旬に限定しており、栽培方法別に期間を設定しています。

「根域制限栽培」の風景
盛土が特徴的な「根域制限栽培」の風景。
この栽培方法が、甘くて味の濃いみかんを生み出します。

倉に貯蔵する熟成法
明治の時代から受け継がれて来た、
蔵に貯蔵する熟成法。
蔵も時代を感じさせる趣きが。

天山山麓系の露地みかん
天山山麓系の斜面で
さんさんと日光を浴びる露地みかん。

[point2]出荷基準-糖度を映し出すような色と形

みかんの味わいに大切な糖度と酸度、さらに外観にも出荷基準が設けられた「さがみかん プルミエ」。最新の技術と人の手によって1つ1つ厳しくチェックされるため、出荷された「さがみかん プルミエ」はとても貴重なものになります。
糖度・酸度

通常のみかんであれば糖度が11度以上あると、甘みを感じると言われています。
プルミエはみかんの美味しさを十二分に味わえるよう「みかん選果場」の光センサーに通して、糖度14度以上、酸度1%以下のものだけを厳選しています。

階級

みかんは基本的に2S、S、M、L、2Lの規格があります。
その中で、プルミエに選ばれるサイズはLサイズとMサイズ。
小さ過ぎず、大き過ぎず、日本人の手の内にしっかりと収まるこのサイズは、昔から贈答用みかんに最適な大きさとして選ばれてきました。

外観

糖度、酸度の基準をクリアしても最後は人の手によって選別されます。
選果人の厳しい目によって、色、形、キズなどをチェック。色ムラのない完全着色で、形がとくに美しいものに限定されるため、プルミエとして出荷できる外観は一日かけても出ない場合があります。

糖度センサーによる選出
糖度センサーによって、
14度以上のみかんを選出

外観チェック
この中から手作業によって外観をチェック。
プルミエとして出荷できるものは、
なかなか出ません。

最高級をつなぐ人、届ける人

選び抜かれた「さがみかん プルミエ」が生み出されるまでには、いろんな方たちの手が加わっています。一個一個には、佐賀の人々の愛情とこだわりが詰まっています。

生産農家
JAさが 大和みかん運営委員長 高園 信幸さん

みかんを作り続けて40年の高園さんは、「さがみかん プルミエ」栽培方法のひとつである「貯蔵みかん」の取り組みも大ベテラン。昔ながらの土蔵も含め、およそ4トンのみかんを貯蔵できる専用の蔵を所有。天井まで積まれた収納箱(抽斗)に収穫したみかんを貯蔵した後は、庫内の空気の入れ替えを毎日欠かさず行なっているそうです。外気温や湿度を肌で感じとり、長年の経験で培ってきた感覚により蔵の戸を開閉するなどして庫内の温度を徹底管理。
『今夜は冷えるなと思ったら、夜中でも起きて貯蔵庫の戸を開けて換気しますよ』とお話されるように、温湿度管理が何よりも重要なポイントになるそうです。また、出荷するまでの間は、抽斗の中のみかんを1個ずつ入れ替えることも大切な作業。この行程をおよそ3ヵ月繰り返すと『3〜5%の水分が減って、入庫する前と比べると糖度が1%くらい上がりますよ』と、高園さん。もともと糖度の高い佐賀産みかんですが、貯蔵して熟成することでより甘味がアップ。そこからさらに厳選された「さがみかん プルミエ」は、最高級の味わいで楽しませてくれるのです。
『その土地の気候、風土にあった管理が必要で、これまでに積み上げられた産地全体での経験があって初めてできるものなんです。これからも美味しいみかんを届けるため、産地みんなで頑張ります!』とおっしゃられた高園さん。まさに、伝統技術を後世に伝えていこうとされる匠そのものでした。

高園 信幸さん
開発担当者
佐賀県果樹試験場 新堂 高広さん

常緑果樹研究担当として、みかんに携わって29年のみかん博士。「さがみかん プルミエ」の栽培方法のひとつである「根域制限栽培」は、新堂さんをはじめとする佐賀県果樹試験場の研究者が平成4年から研究を行ない、全国で初めて高品質みかんの栽培技術として改めて確立させました。
『確実に良いみかんが出来るのがこの栽培方法です。“さがみかん プルミエ”で、その事実を広くアピールできると思います。そして、より多くのみかん農家さんに採用していただいて、佐賀のブランドみかんの割合を高めていきたいですね』と、話していただいた新堂さん。
美味しいみかんを作ることに情熱を傾け、その方法について、目をきらきらと輝かせて語る新堂さんは、本当に良いものを作ることを楽しむ、まさに「Mr.開発者」と言える方でした。

新堂 高広さん
[ 取材日:2013年1月6日 ]

「さがみかん プルミエ」販売店

厳選してお届けするため、数量には限りがあります。
お求めの際は、高級果実専門店「サン・フルーツ 銀座三越店」他、サン・フルーツ各店舗にてお取り扱いしております。

【お問合わせ】サン・フルーツ 銀座三越店 03-3535-1825

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