佐賀県産のおいしいモノ

弓野人形(ゆみのにんぎょう)

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素朴な土の温かみが愛らしい表情を生む

■特徴
誕生当初は洗練された博多人形に近い作風を特徴としていましたが、次第に親しみのある素朴な人形へと変化しました。胡粉(ごふん)を厚く塗ったぽってりとした形と、鮮やかな彩色が魅力です。デザインが多彩で、数百種類もの型が現存しています。

■背景
弓野人形は、博多人形師によって誕生しました。博多人形の完成された美に飽き足らない思いを抱いた人形師の原田亀次郎が、九州各地で修行した後、1882年に弓野地区で製作した土人形が始まりと言われています。
翌年、伊万里市の人々に節句人形として紹介し、好評を得たことが産業への足がかりとなりました。その後、時代の流れとともに、原田亀次郎は弓野人形の製法と意匠を改善し、原料の精選や職人の養成に努めました。
節句人形のほか、床の間に飾る土人形や鳩笛なども販売し、弓野人形の魅力を世に広めました。その後、佐賀県内では、ひな祭りに多くの家庭が弓野人形を飾るという風習が定着。最盛期の明治中期には、九州全域はもとより、京阪神から全国へと弓野人形は広まり、昭和初期には菓子メーカーのグリコから依頼を受け、商品のおまけとして配布する人形を大量に生産したこともあります。
しかし近年は家庭で節句人形を飾る習慣が少なくなり、また新しい玩具が次々と現れたことで弓野人形の需要は減少。現在は西川登町にある数事業者がその技術を継承しています。

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