佐賀県産のおいしいモノ

嬉野茶

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やわらかいコクと旨味

佐賀県・嬉野市を筆頭に、佐賀県から長崎県にかけての西九州エリアはお茶の5大産地のひとつとして有名。佐賀県、長崎県で生産された原料茶を100%使用して加工されたお茶を「うれしの茶」、50%以上100%未満のものは「うれしの茶ブレンド」と呼んでいる。

実は日本のお茶栽培は、1191年に栄西禅師が佐賀県脊振山の山腹に宗の国から持ち帰った種をまいたのが始まり。茶栽培の発祥の地が東脊振村の霊仙寺で、ここから各地へお茶が広まっていった。その後、明の陶工が焼き物文化とともに、南京釜を持ち込んで釜炒り茶の製法を伝授したことが、うれしの茶の始まりとされる。

うれしの茶のルーツである「釜炒り茶」は、摘んだ茶葉を高温の釜で炒り、直火の釜で乾燥させる製法で、現在では生産量も少なく希少価値が高い。釜炒り特有の香ばしさがあり、喉越しはさっぱり。また「釜炒り抹茶」は全国で嬉野だけの生産で貴重な逸品となっている。一方、うれしの茶の生産主流となる「蒸し製玉緑茶」は、摘んだ茶葉を高温で蒸して熱風で乾燥、製造工程の終盤で煎茶のように揉まないで乾燥するため、勾玉状になることから玉緑茶と呼ばれる。香りが強く、まろやかな味わいが特徴だ。うれしの茶は、茶葉がぐりっと丸く勾玉状であることから、地元では「グリ茶」の愛称で親しまれいる。さらに、摘み取った茶葉を放置(萎凋)して酸化発酵させた「うれしの和紅茶」も、近年では人気が上昇。

「蒸し製玉緑茶」は平成21年度から5年連続で農林水産大臣賞を受賞、「釜炒り茶」は平成23年度から3年連続で産地賞を受賞。盆地ならではの気温の高低差や、山に囲まれた肥沃な土壌、清流など、お茶栽培に適した豊かな環境が日本一を誇るお茶を生み出している。

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